コンテンツ移行
サブスペース機能を利用している場合、コンテンツをスペース間で複製・移行することができます。
移行したコンテンツは内部的に紐づきがあるため、元コンテンツへの変更を簡単に同期させることができます。
サブスペースで「本番環境」「検証環境」を分離するなど、データの分離と共有を柔軟に実現したいケースなどで力を発揮する機能です。
サブスペース機能については、ドキュメントをご参照ください。
この機能は、ビジネスプラン以上からご利用いただけます。
詳しくは、料金プランページをご参照ください。

用語
用語 | 内容 |
|---|---|
連携スペース | サブスペースの運用をしている場合で、親・子・兄弟の関係にあるスペース |
移行対象コンテンツ | コンテンツ一覧から移行する対象として選択した1件のコンテンツ |
参照コンテンツ | 移行対象コンテンツが参照しているコンテンツ |
参照メディア | 移行対象コンテンツが参照しているメディア |
コンテンツ移行時の「新規作成」と「上書き(変更の反映)」
コンテンツをはじめて移行するとき、コンテンツは「新規作成」されます。
作成されたコンテンツは元コンテンツと紐づいているため、2回目以降は「上書き」となり、同期を取り続ける事が可能です。
初回(新規作成)
はじめて移行する際、移行先スペースでコンテンツが新規作成されます。
- 移行コンテンツ
- 作成されるコンテンツは「下書き」ステータス
- 移行元コンテンツ
- 「公開中」のコンテンツは、公開データを移行
- 「公開中かつ下書きがある」コンテンツは、下書きデータを移行

2回目以降(上書き)
2回目以降は、初回実行時に作成されたコンテンツを「上書き」します。
移行元コンテンツに実施した変更を、移行先コンテンツにも反映することができます。
- 既存の移行先コンテンツ
- 下書きがない→下書きとして追加
- 下書きがある→下書きデータを上書き

移行コンテンツが参照しているコンテンツ・メディア
コンテンツが「コンテンツ参照」「メディア参照」しているとき、それらデータも同時に移行、あるいは参照を維持することができます。
「参照」に関するデータも移行されるため、中途半端なコンテンツが生成されてしまうことはありません。
参照している「コンテンツ」「メディア」を移行するかどうかは、移行時に選択することができます。

参照コンテンツ・メディアが移行先スペースに「新規作成」されるか、「参照を維持」されるかは、状態により異なります。
「参照維持」ができる場合は参照維持しますが、その他のケースではデータが欠落してしまうため、移行先スペースに新規作成します。
- 移行先スペースに存在する→参照状態を維持し、移行はしない
- 過去に移行済みの場合
- 移行先スペースのコンテンツ・メディアを参照している場合
- 親スペースのコンテンツ・メディアを参照している
- 参照状態を維持し、移行はしない
- サブスペースのコンテンツ・メディアを参照していて、移行先に存在しない→移行先で新規作成
参照コンテンツは、「移行して新規作成する」か「移行しない」かのいずれかしか実施しません。
「上書き」による同期処理は実施しないため、参照コンテンツの変更についても移行先スペースに反映したい場合、各コンテンツでそれぞれ移行処理を実施してください。
コンテンツ移行手順
移行元のスペースのコンテンツ一覧から移行したいコンテンツにカーソルを当てて、右クリックメニューから「連携スペースに移行」を選択します。

次画面で移行先スペースと参照コンテンツやメディアを同時移行するか選択し[次へ]をおします。
また、同時移行欄の「参照コンテンツ」「メディア」にチェックを入れることで、参照コンテンツ・メディアが移行先に存在しない場合、同時に移行します。
移行先スペースは「連携スペース」のみ選択できます。

移行確認内容のダイアログが表示されます。内容確認し問題なければ[移行]をおしてください。移行が完了したらコンテンツ一覧に戻ります。

また過去に移行したことがある場合は新規追加マークではなく、上書きマークになります。
対象コンテンツ内で新規に追加されたメディアがあれば追加マーク、同名の別ファイルの場合は上書きされます。

移行に関する細かい仕様
コンテンツ移行に必要な条件
- コンテンツ、メディアがアーカイブされていない
- 移行元・移行先スペースの両方のスペースロールで[コンテンツ移行]権限がある
- コンテンツのモデルがサブスペースで使用することを許可されている
その他
- 移行により作成されたコンテンツ・メディアの「作成日時」「更新日時」
- 移行処理を実行した日時
- 移行コンテンツに付与されたタグ
- 付与された状態で移行される
- 過去に移行したコンテンツ、メディアを移行先で削除して再度移行する場合
- 移行先に存在しない扱いとなり、移行先に新規作成される
- 参照している動画メディアにposter用画像が登録されている場合
- posterは移行対象外